2019-01-01から1年間の記事一覧

TaoChat@973編集後記

梅雨空が続いているが、気温が低く、湿度が高くでも過ごしやすい。 九州では豪雨が続き、被害に遇われた方々にお見舞い申し上げます。 明日は七夕ですが、天の川が見られるのは、一部の地方だけらしい。 週5日、東京まで通勤しており、その間、行きも帰りも…

TaoChat@972編集後記

早いもので、先週金曜日に父親がなくなって、一週間が過ぎた。 お届けする言葉がここ数回重かったので、今回の言葉は蕪村の句である。 まだ梅雨の天気が続いているが、夏の昼間の光景を詠んだ句をお届けした。 毎度説明するが、蕪村の句は、動画的な面白さが…

TaoChat@971編集後記

末期がんで在宅ホスピスケアを受けてきた父親が先週末亡くなった。 がんセンターから自宅に戻って、およそひと月で息を引き取った。 そのひと月という貴重な時間を無駄にはしなかったと思える。 父親の生まれてから今までの歩みを聞き、残される者への願いを…

Taochat@970編集後記

梅雨入りして、涼しい朝を迎える日が増えた。 今日も朝から雨が降って肌寒い。 あじさいは、雨にあう花に見える。 こんな日は庭に蛙が出ても不思議ではない。 今日の言葉は、荘子より、蛙の言葉を選んだ。 金融庁の「年金2000万不足」問題が取りざたされてい…

TaoChat@969編集後記

メルマガ発行前に編集後記を載せたのは始めてである。 今回の言葉は、道元禅師の和歌である。 選んだきっかけは二つある。 一つは、疎遠にしていた肉親と腹を割って、話をする機会があり、その席上、「あなたはエゴの塊で物欲が強い」と言われたことである。…

TaoChat@968編集後記

梅雨が近づいているのだろうか、蒸し蒸しとした日が続いている。 昨日帰宅したら、家内より大変なことが起きたと告げられた。 帰宅前ににわか雨が降り、うちの駐車スペースと玄関に魚の腐ったようなにおいのする黒い雨が降ったという。隣家には降っていない…

TaoChat@967編集後記

五月も最終土曜日となった。 今月は、私的に様々な出来事があり、長い一月だった。 10連休が遠い昔の出来事のように感じる。 今回の言葉は、柳宗悦氏の「茶道論集」(岩波文庫)から拾った。 茶道はやったことはないが、興味はある。 「奇数の美」は老荘の考…

TaoChat@966編集後記

新緑が目にまぶしい。 日の光を受けて、青々とした葉を茂らせる姿は、生命力に満ちていて、見る人の心を豊かにしてくれる。 祖母といっしょに暮らしていたとき、といっても今から50年も昔のことだが、庭の色とりどりの草花をぼんやり見る事が好きだった。 緑…

TaoChat@965編集後記

入院している父親の見舞いに築地のがんセンターに行ったため、編集後記が一日遅れた。 今日は母の日で、実家の母親のところに感謝の気持ちを伝えに行った。 元気な顔を見るだけ、安心する。 入院している父親は、顔はやつれていたが、永年胸に秘めていた思い…

TaoChat@964編集後記

メルマガを発行してから、孫たちの来訪が続き、編集後記の時間が取れず、連休最終日に書くことになった。 10連休でありましたが、あっというまに過ぎた感じである。 令和の時代は、水の時代になると期待し、今回の言葉を選びました。 老子の言葉は時代の先端…

令和の世になって

4月30日の退位の礼、そして5月1日の即位の礼をTVで見ていて、極めて簡単な礼であることに驚いた。 天皇は確かに国民の象徴であることに違いはないが、象徴の物的証しは、2個のはんこと、3種の神器のうちの剣と勾玉の2個であり、それを所有していることが…

TaoChat@963編集後記

平成という時代が過ぎつつある。 平成元年が1989年だから、37歳のときである。 仕事に少し自信が持ててきて、思うように働けた30年でした。 1985年より1987まで国外に居たので、帰国後のバブル景気の異常さに面食らった覚えがある。何でそう浮かれているの?…

風に聞け何れか先に散る木の葉

夏目漱石の「思い出す事など」に出てきた句です。 風に聞け何れか先に散る木の葉 漱石が修善寺で生死の境をさまよい、一命を取りとめたとき、今まで漱石の胃病を診ていた病院の院長が息をひきとった。 死ぬはずの自分が生きて、生きて、患者の命を救うべき院…

手紙

夏目漱石の文章に惹かれる。 最近読んだ文庫本「文鳥・夢十夜」の最後に「手紙」という小品がある。 漱石の家に下宿していた重吉さんの所にきた女性からの手紙の話である。 重吉さんには、漱石の奥さんの知り合いの娘へ思いがあり、漱石に結婚の話を娘の親に…

TaoChat@962編集後記

新緑の季節が近づきつつある。 庭の草木の緑が眼にまぶしい。 高齢者ドライバーの事故が跡を絶たない。 高速を逆走、店屋に車ごと突っ込む、駐車場から転落。 皆考えられない事故である。 昨日も悲しい事故があり、平和な家庭の幸せを奪った。 自動車には罪…

TaoChat@961編集後記

この一週間は、新札デザイン発表があったり、ブラックホール撮影が成功したりで、穏やかなニュースと、ステルス戦闘機が墜落したりと暗いニュースもいろいろありました。 個人的には、腰痛がほぼ治り、体の健康の維持の難しさを痛感しています。 今は、ひざ…

TaoChat@960編集後記

腰痛のほうは快方に向かい、ひとの体の神秘を実感できました。 あれだけ前かがみになると激痛が走ったのに、どういう具合か次第に痛みが退いていく。時間が解決するというのはこういうことかと思いました。 新元号のほうは、令和に決まり、マスコミもひと段…

TaoChat@959編集後記

新元号で世の中盛り上がっているので、老荘愛好家が選ぶとすると、この言葉になるのかなと、老子第7章から言葉(長久)を選びました。 平安時代にすでに老子は愛好され、とっくに長久は選ばれていました。 1040年11月10日~1044年11月24日のたった4年だったの…

TaoChat@958編集後記

昨日は暑いくらいの陽気だったが、今日は肌寒い。 セラミックヒータをつけて、これを書いています。 イチローの引退会見の言葉から、今回の言葉をいただきました。 いつ見てもかっこよすぎる会見です。 やることやって、いうこといって、文句ない選手です。 …

TaoChat@957編集後記

暖かい日が続き、花粉量が増し、くしゃみと目のうるみが続いている。 今日は芥川龍之介先生の「西方の人・侏儒の言葉」(新潮文庫)から、言葉を拾った。 この文庫、中学生の頃買った本で110円とある。 芭蕉雑記が面白いが、その3ページ前にある、2+2=4の見…

TaoChat@956編集後記

編集後記をだいぶサボってしまった。 花粉が飛び始め、マスクをしててもくしゃみが出る。 昨夜はふとんにはいって、鼻の奥がむずがゆくなり、花粉の存在を肌で感じた。 今回は、機中で見た「終わった人」から、良寛さんの句を選んだ。 この句は、桜だらけだ…

TaoChat@953編集後記

平成もあと2月あまりで終わりである。 高校の同窓生のお知らせも、平成最後の同窓会というタイトルでメールが送られてきた。この2ヶ月は、飲食業界も好景気となるでしょう。 月曜から金曜まで、通勤で東海道線を使って東京まで出る。 片道1時間の旅である。…

TaoChat@952編集後記

雪雲が空に広がっていたが、雪はまだ降らない。 雪が降ると、なぜか心がわくわくする。 雪国のひとは、雪下ろしとか車のスリップとかで大変でしょうが、雪を余り見ない地方の私にとっては、家や街の雪化粧は、いつもと違う美しさに出会うチャンスになる。 今…

TaoChat@951編集後記

今回は、朝一で病院でCT検査を行ったので、翌日の編集後記となった。 CT検査は、内臓の輪切りの写真を撮る為に行うもので、造影剤を血管中に注入する。 生まれてはじめてのCT検査でした。 造影剤を注入するとき、体がふわっと火照るのを感じた。 一瞬不安に…

TaoChat@950編集後記

今日は晴れていますが、風が強く、肌寒く感じます。 発行が遅れたわけは、目を覚ましてもふとんからなかなか出られなかったためです。 週末の冬の朝は、暖かな寝床でうつらうつらするのが楽しみです。 清少納言も枕草子に書いていたかもしれない。(勝手な記…

TaoChat@949編集後記

メルマガ発行後翌日の編集後記となった。 インフルエンザが流行っているらしく、昨日から家内も発熱して寝込んだ。 私も昨日は一日中だるかったが、今日は少しよくなった。 「砂の女」という小説は前から読もうと思っていたが、その機会がなく、40年ほど経っ…

TaoChat@948編集後記

朝から雪がふりそうな空模様。 でも先ほど雨が降っていて、いまは止んでいます。 今回は孫子の言葉です。 いのしし年にちなんだ勢いの言葉です。 老子によれば、勢いは長続きしない。 勢いはバイオリズムと同じで、周期的に起こる。 勢いの頂点にあるときは…

HAPPY NEW YEAR!!

明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。 こちらは元旦から天気がよく、暖かな新年を迎える事ができました。 どんな年になるか考えると、5月に元号が変わり、新たな天皇を迎え、新たな時代の幕開けとなります。 元号が変わると、…