TaoChat@1221編集後記

メルマガを発信した土曜日は、花見に出かけ時間がとれなかった。公園の桜は満開で、桜祭りのようなイベントもやっていた。ということで、ブログ書きは今日に持ち越された。この一週間のニュースは、台湾東部地震が一番大きい。昨年11月に台湾を訪れたばかりで、ビル倒壊の映像を見ると他人事ではいられない。被災者の方々には、心よりお悔やみ申し上げます。もう一つは、紅麹サプリの腎臓障害の事件。製造工程で、腎臓障害を引き起こす可能性があるプベルル酸が混入したことまではわかった。どうしてそんなものが混入したのかはまだ不明である。さらに腎臓障害との因果関係となるとますます解明に時間がかかる。TVや新聞でサプリの広告はさかんに行われているが、ほとんどは機能性表示食品と呼ばれ、政府はその効用に一切関知しないという類の製品であることがわかった。特保だと、認可のために検証データが求めれるが、機能性表示食品はそれが要らず、個人の感想で十分ということだそうだ。サプリを飲むくらいなら、普段の食事の栄養に気をつかえということになる。この事件を期に、機能性表示食品の正体が自分的には明らかになった。機能性を売りにするなら客観的な検証データを出さないとまずいが、個人の感想ですむので、どの企業も争って機能性表示食品のサプリを発売する。これが現状のようで、企業の宣伝文句にたやすく乗らないほうが安全である。

今回の言葉は、李白の詩を取り上げた。花見の季節にちなんで、山中の花見を想定した詩を選んでみた。のん兵衛李白の言葉がそのまま詩に現れている。私自身もお酒が好きなので、李白の気持ちがよくわかる。酒を飲むと、抑制されていた心の部分が解放されて、気持ちが大きくなる。時として大柄な口をたたき失敗することがあるのは、落語でもよく見られる光景である。自分もその経験がないわけではない。それでも、酒飲みは、失敗を繰り返さないように、理性を保ちつつ心を解放しようとする。のん兵衛にとって、酒は最高の機能性表示飲料になっている。