TaoChat@1353編集後記

今日で10月も終わる。暑かったり寒かったりした月だった。今日も日の光を浴びながら朝の散歩を楽しんだ。桜並木の葉がすべて落ち、秋の終わりを感じる。Beatlesの曲Good Day Sunshineが歩みを軽くした。思わずGood Day Sunshineを口ずさんでいた。

この一週間のニュースは、政府のガソリン補助がなくなり、毎月5円ずつ引き上げると発表された。毎月5円ずつ上げると4か月で20円の値上げとなる。この値上げは運賃の値上げや輸送費の値上げを招くのは必至と心配になる。総務省発表の物価上昇率は2%だが、スーパーや生協で感じる食料品の値上げ率は20%くらいに思える。価格を上げて量を減らしているのがあからさまにわかる。高齢になると使用量も減ってくるので何とかしのげるが、子供を抱える家庭はきびしい家計を迫られると心配になる。貧しい国日本にまっしぐらに突き進んでいる感がある。外国からの観光客が増えているが、貧しい国の物価が安いのが最大の理由だと思われる。

プライベートの一週間は、昨日PSA検査とインフルエンザのワクチンを接種してもらった。今年のインフル流行はまだだが、いずれはやった時の準備である。PSA検査は、今年初めの健康診断でPSA再検査の判定が出たので再検査のフォローである。読書のほうは、ウルフの「灯台へ」と、大澤真幸の「逆接の民主主義」を読み終えた。「灯台へ」は、確かに心理小説だが、ラムジー夫妻の交感で最後まで通してほしいような気もした。「逆接の民主主義」は、最後に行くほど難解で頭がついていかなかった。聖書と見田宗介氏の理論が出てきてついていけなくなった。ChatGPTの助けを借りて、理解の助けにした。わかりやすい言葉で語ることの大切さを感じる。

今回の言葉は、秋の終わりを感じさせる蕪村の句をお届けした。

時間の有限性を感じさせる哲学的な句とも思える。なかなか、命のひまという言葉は思いつかない。蕪村には、「いかのぼり きのふの空の ありどころ」という句がある。

昨日の空に浮かぶたこは今日は見えない。

たこの存在は、自分の存在に置き換えられる。昨日の空に浮かぶ自分は、無限に流れる時空の一刹那を生きていたと感慨する。

秋の暮の句にも、同じような感慨がうかがわれる。

TaoChat@1352編集後記

メルマガ配信後翌日のブログ更新となった。雨の予報が出ていたので、早朝散歩に家内と一緒に出かけた。散歩の途中で柿がなっている家を何件か見かけた。我が家の柿はまだ数個しか取れていないので、たわわになっている柿がうらやましく思われる。起き掛けに聞いたYOUTUBEでは、内田樹さんと斎藤幸平さんの対談が面白かった。内田さんが斎藤さんの新著「寝ながらヘーゲル」をほめていたので読みたくなった。ヘーゲルの本はまともに読めていないが、斎藤さんの本なら何とか読めるような気がする。

この一週間のニュースは、近場では松井秀喜さんが巨人軍監督に就任されたのが印象的だ。選手のときの実力と監督の采配は別物なので、どのようにチームをまとめて最大の力を発揮させるのかプロセスに興味がわく。次はパリのデモのニュースだ。主張を訴えるデモは素晴らしいが、なぜ暴徒化に走るのか疑問だ。トランプは移民のせいだと主張するが、それも愚かな憶測だと思う。なぜ整然と主張を訴えることができないのか興味がある。プライベートの一週間は、AIが自分の仕事に使えそうだと実感した。Google Geminiはガセネタばかり回答し、まったく使い物にならないことはわかった。ところが、ChatGPTは、誠実に調査し、正確な回答を返してくれる。完璧な回答はまだ得られていないが、ある程度の力は発揮してくれる。AIのレベルがここまで違うのかという認識を持った。読書のほうは「灯台へ」と「地獄の思想」を読み続けている。

今回の言葉は荘子よりいただいた。これもこれまでのメルマガで紹介した言葉だと記憶している。荘子の大宗師篇は珠玉の言葉が詰まっているということかもしれない。「地獄の思想」には、フロイトが注目した死への欲望に言及している。タナトスと呼んだ無への欲望である。己を消滅させたいという欲望である。釈迦はこの欲望すら否定する。荘子もまた、命は道が決めるもので、自分がどうこうするものではないと言っている。生まれるのも偶然であり、死ぬのも偶然であるという。そのどちらもありがたいことだと考えてよいのではないか? 偶然の事象に感謝・感動こそすれ、それに一喜一憂するのは愚かなことだという。ありがたいという言葉の意味は、めったに起こらないことという。これまでの人生で他人の死は何度も見てきたが、自分の死はありがたいことだった。それに出会うことは、神様より、長い間生きてきてお疲れさまと宣言を受けたことに等しく、ほっとする一瞬かもしれない。

TaoChat@1351編集後記

メルマガ配信してから大分日が経ってしまった。土曜日は、義母の百寿祝いのため、尾張一宮まで日帰りの旅をした。親族で100歳に到達したのは初めてなので長寿をありがたく思う。高市首相から表彰状が届いたのにはびっくりした。義母は転倒してから歩くことがままならず、最近は眼も見えなくなり本が読めなくなった。頭はしっかりしていて耳は聞こえるので会話は普通にできる。病気にもかからず、食欲もあるので、自分より長生きしそうな気配である。

この一週間のニュースは、ドジャーズがブルワーズに4連敗し、ワールドシリーズに進めなかった。今期のドジャーズは打撃力がなかったので、簡単には勝てないと覚悟していたが、予想通りだった。日本では、簗農相が自治体の道路予算をカットしたという発言で辞任した。高市内閣は、不祥事を起こす大臣がこれまでいなかったが、やはり出てしまった。器の小さな人材を登用する自民党の体質からどうしても脱却できないのは残念である。プライベートの一週間は、日帰りの旅と日曜のピアノコンサートを聴いたのがメインである。読書のほうは、ウルフの「灯台へ」を読み続け、梅原猛の「地獄の思想」を読み始めた。「地獄の思想」は30年前に読んでいるが、また読み直している。生前の行いから地獄に行くのは必至なので、こころの準備という意味もある。

今回の言葉は、ニーチェからいただいた。一度、メルマガに載せたことのある言葉である。おのれの中の自然は忘れられた自然である。人間が窮地に陥るのは、おのれの中の自然を忘れたときである。自分の血管がつまって、脳梗塞や心筋梗塞を起こすのは、その一例で自分も体験した。血液は酸素を細胞に運び、細胞の命を支えている。血管が詰まり、酸素が細胞に行かなければ、細胞は死ぬ。一度死んだ心筋や脳の細胞は再生しない。おのれの中の自然を忘れたとき、地獄が待ち受けている。死んでから行く地獄ではない。この世で地獄を体験する。幸いにして地獄から逃れたとき、自然のありがたみを心底から味わえる。

TaoChat@1350編集後記

メルマガ配信から一夜明けでブログを更新する。今朝は家内と共に亀のえさのパン切れをもって散歩に出かける。朝日を浴びて歩くと高揚感がわいてくる。亀は相模線近くの川にいっぱい居て、えさを争って食べる。亀が競ってぱくつく姿を見ていると、生きるのも大変だなと思ってしまう。大きい亀が小さい亀を押しのけてえさを横取りする。小さい亀にえさをあげるためできるだけ近くに投げてやるがなかなか流れに乗るえさに追いつけない。がんばれよとつい声をかけてしまう。強いものが弱いものをいじめる世界。今のアメリカであり、ロシアであり、中国である。ICCすなわち国際刑事裁判所が国際法を守ることに対し、この3国は真っ向から反対の姿勢をとる。力で世界を牛耳って何が悪いと開き直る。日本がICCを支援するのは当然で、トランプの措置にNOというべきである。この一週間のニュースは、AIによる世界規模のサイバー攻撃だろう。主体はロシア、中国、北朝鮮あたりだろうが、全世界にわたり情報流出が相次いでいる。この災害を防ぐにはもはやネットを遮断するしかないように思える。AI企業がサイバー攻撃されて、AI頭脳そのものを乗っ取られれば、それなりの対策を考えてくれるのだろうか。AI自体が制御不能になる事態が最近見え始めている。AI自らが、仕事を適当に仕上げ、虚偽情報を警察に流すという事件が起きている。容疑者に似た人間が近くにいるという虚偽情報である。これが軍事面で起きれば、戦争勃発の危険も出てくる。

プライベートの一週間は、何かと忙しく疲れる一週間だった。月曜に皮膚科に行き、足に数か所できた湿疹の薬をもらい、火曜に市立病院に行き、心筋梗塞の事後検査と診察を受けた。湿疹のほうは今はほぼ完治し、心筋梗塞のほうは一年後の検査となった。読書のほうは、関川夏央の「子規、最後の八年」を読み終わり、ウルフの「灯台へ」を読み始めた。心理描写が多く、今誰のことを言っているのか、確かめながら読んでいる。言葉のなかにその人間の性格が表されていることがよくわかる。

今回の言葉は老子よりいただいた。学問をすれば知識はどんどん増える。科学は、人間の脳を研究して、AIという人工知能を生んだ。今ではsuper intelligence(スーパー知能)と呼ぶらしい。AIは加速度的に知識を生むが、本当の知識と偽物の知識を含んでいる。本物と偽物の区別は誰がするのか?老子では、本物か偽物かは自然が淘汰するという。だから膨れ上がった知識は、自然により凝縮される。確かに科学はスーパー知能を生んだかもしれないが、人間の知能を生んだわけではない。人間には、自省という制御がかかる。自分で自分の行為を反省し、フィードバックをかける。スーパー知能にそれができるかというと今のところ難しいようだ。

TaoChat@1349編集後記

昨日今日はいい天気で、早朝散歩が心地よかった。今朝は散歩の前に、YOUTUBEで落合陽一さんと苫米地英人氏の対談を聞いた。AIの進化に関する話だったが、専門用語は殆どわからなかった。しかし、AIが質問の仕方で人間のレベルを察知し、それなりの対応をするのには驚いた。人を選んで回答の仕方を変えるそうだ。詳しく質問する人間には詳しく回答し、おおざっぱな人にはそれなりの答えを返す。AIは代替案を無数に持っているので、質問者のレベルに合わせて代替案を返してくる。AIを上司に持つとかなりやばくなる。二人の話にどれだけ信ぴょう性があるかはわからないが、AIに付き合うのはほどほどにしたほうがよさそうだと感じた。

この一週間のニュースは、沖縄で米兵が強盗殺人事件を起こしたのがショッキングである。米兵の女性への犯罪は後をたたないが、基地を出ると気持ちが大きくなるのだろうか? 軍事教育は、ひとを殺めることにそれほどバリアを感じない人間を育てることなのかもしれない。日本政府は抗議しかできず、地位協定まで踏み込めない。

うれしいニュースは、阪神がリーグ優勝を遂げたことと、ホワイトソックスの村上選手がポストシーズンで初ホームランを打ったことがあげられる。プライベートの一週間は、正岡子規の最後の8年をつづった本を読み続けている。伊藤左千夫や長塚節や漱石まで登場して、子規と心を通わせている。

今回の言葉は、禅林句集よりいただいた。自分は毎日無事を祈っている。その理由はいつか事件が起こりえると覚悟するからである。心配症といえばそれまでだが、毎日のニュースを見ていても、信じられないことが突然起こる。副機長が機長に切りつけ、墜落を図るのは、最近の事件である。これに対処するには、無事を祈ることと何が起きても腹をくくることしかない。子規の生きざまを読んでいると、決して達観しているわけではないが、その日できることを少しづつ成し遂げているように思えた。禅林句集の言葉は、明日の無事をたのんではいけないという。しかし、何が起きても揺るがないというコアを養うことは生きる上で欠かせないように思う。

TaoChat@1348編集後記

今日も雨が降りそうな空だったが、傘を持たずに朝5時半過ぎにウォーキングに出かけた。半袖短パンでしたが、寒さはそれほど感じなかった。Spotifyでボサノバを聞きながら歩いた。ボサノバは秋に聞くのがいい。人恋しくなる時心に響くように思える。

この一週間のニュースは、200メートル平泳ぎで世界新を出した現役高校生(大橋選手)でしょう。世界新を出した選手を思い浮かべると、身長が2m近くあり、がっしりした体格を思い浮かべるが、小柄な体格の高校生だった。水泳は抵抗を最小にして水をどれだけ後ろに追いやるかでスピードが決まる。力と技がともなわないと勝てない。これからの成長が楽しみな選手である。ホワイトソックスの村上選手はホームラン35号を放った。あと一本で球団記録になるらしい。打率こそ低いが、球団成績に貢献しているのは間違いない。国際政治では、中国の習近平が訪米しトランプから歓待を受けた。トランプのごますりがどこまで功を奏するのか見ものである。中国は相変わらず歴史を盾にして日本をやり玉にあげている。懲りない連中である。

プライベートの一週間は、大澤氏の本と、関川夏央氏の「子規、最後の八年」を読んでいる。子規は漱石とも付き合いがあり、蕪村を発掘した人間でもある。この3人は自分が愛好する芸術家(俳人、画家、作家)であるので、関連作品は読むようにしている。子規も漱石も蕪村もユーモアに富んだ作品を生み出している。そこが自分の嗜好になじんでいると思う。DellのPCのほうは順調に立ち上がり、これでメルマガ原稿を書いた。

今回の言葉は、論語からいただいた。

学ぶことと考えることは、生きる上でどちらも欠かせないという。AI開花の時代だが、人間の人間たるゆえんは考えることである。

考えること抜きで、AIを使うとAIの奴隷になる。AIが出す答えは、信頼がおけない。

これが自分の仕事をAIにやらせてAIが出した回答から得た結論である。もっともらしいデータを提供するが、架空のデータであった。

数学の問題を解かせると、実に明解な答えが帰ってくる。しかし、ある技術文献の技術思想に似た文献を探させると、とんでもない答えが帰ってきた。技術要素間の関係性を考慮しないプロセスを経ていないのである。

人間の頭の中では、関係性を考慮しながら取捨選択している。AIは学習のプロである。学習で得た知識は、人間ではカバーできない広範囲を網羅する。しかし、考えることが弱いので、都合のよいデータをつなぎあわせて答えをこじつける。いずれAIの頭脳も成長を遂げるであろうが、まだまだAIのみに頼るのははなはだ危険である。

今朝YOUTUBEで聞いた話だが、日本の古書が大量にアメリカに買われて、AIのデータベースにされているようである。NETの情報はほとんど吸い上げているが、ネットに開示されていない古書に書かれる情報は、古書のデータを読み込むしかない。そのためアメリカのAI企業に古書が買い取られている。

メルマガにも書いたが、ネットに載らない貴重な考えを書籍にも書かない人間も大勢いる。そういう人間の知を受け継ぐ必要が急速に高まっているともいえる。

敬老の日を迎えて

とんだ嵐の日になりましたが、雨戸がカタカタ鳴っている中で一言二言語りたいと思います。大澤真幸さんの「逆接の民主主義」を読み始めました。憲法非改正のまま、日本が平和維持する方策が提案されます。自衛隊が軍隊であると認めて、それを解体する方向で話が始まります。北朝鮮の民主化に積極的に外交活動を展開する。これは朝鮮統一の足掛かりになる。実現可能性はゼロではないようだ。高齢者が増加する状況の中で、軍事力で平和を維持する策から、そろそろ脱却して欲しい気になる。あと何年生きられるかわからないが、戦争放棄する日本国憲法の精神が国際的に浸透していく流れが生まれることを切に願います。