TaoChat@1188&1189編集後記

今回は2回分まとめて、編集後記を載せました。

暑い日が続きますが、皆様もこの暑さを無事に乗り切ることを切に祈ります。

北海道の帯広や釧路でも35℃近くの猛暑が続くのは異常としか言いようがありません。

今、息子家族の犬を預かっていて、朝夕と散歩に出かける毎日です。犬はミニチュアシュナウザで歩くスピードが速く、犬に引っ張られながらの散歩です。おかげで一日5000歩目標だったのが、9000歩まで歩くようになりました。

この一週間の読書は、数日前、オースターの「写字室の旅」を読み終えました。これもよくわからなかったストーリーでした。蛇が自分の尻尾を飲み込んでいるような気分になりました。もう一度読まないと理解が追いつきません。次は、カミュの「転落」に移りたいと思います。

この2週間のニュースの最大は、プリゴジン氏の暗殺でした。移動中のジェット機が爆破されたとのことです。離陸前に、搭乗していたCAが、整備が行われ離陸が遅れるというメッセージを家族に送っているので、整備中に爆弾が仕掛けられたものと考えられます。もちろん、プーチンの命令によるものでしょう。昨日TVでプーチンプリゴジン氏への哀悼の模様を映していましたが、その猿芝居に笑ってしまいました。プーチンは、腹の底では大笑いしているでしょうが、顔には沈痛な表情を出していました。。ワグネル幹部ともども、始末できたのはラッキーでした。プーチンのメッセージは自分に逆らったものは殺すということです。まさにスターリンの現代版です。

今回の言葉は、論語より選びました。あまりにも有名な言葉ですが、今は死語になっているかもしれません。日本の現況を見ていると、政治家も経営者も、迷いっぱなしで、天命を知っている人間も少ないといえるからです。孔子は70歳にして、思うままに行動しても、道を外さないという。これに関しては、老荘の考えをつい比較に出したくなりました。これは年齢がそうさせるわけではない。心の持ちようによって、いつでもこのレベルに達することができるという。逆にいうと、いくら高齢になっても、欲望のえじきになっていれば、道を踏み外すことになる。現代には、そういう高齢者があまりにも多くいるのが実態のようだ。