TaoChat@1182編集後記

今日は一日曇りのようである。気温も湿度も高いので、短パンとタンクトップでPCに向かっている。メルマガ原稿は9時前に書き終え、配信手続きも完了した。この一週間のニュースは、世間では、静岡県清水のバイパスでの橋げた落下事故のインパクトが大きい。日本全国あちらこちらで橋げた交換工事は行われいるが、そんな工事はお手の物だと思っていた。何がどう間違って事故は起きたのか? 亡くなった二人の方のご冥福を祈ります。それと宮城県の小学校に軽トラックが侵入し、生徒をはねた事件も見逃せない。容疑者は自分はおかしいと警察まで行って訴えたにもかかわらず、事件は起きた。何か予兆は感じなかったのかと警察に問いたい。

プライベートの一週間は、スマホのバッテリー交換を自分でやろうとしたものの、工具がなく、バッテリー手配を間違えると二度手間になるので、結局やめた。ネットで一番安いところを探して、送って昨日作業完了のメールをもらった。8000円超の出費になったが、捨てるには忍びなかった。読書のほうは、カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」を読み始めた。TVドラマの方は見ていたが、小説は読んでいなかった。もちろん翻訳本だが、語り口調に独特の粘りっこさがある。半分まで進んでも、核心部分に入っていないように思われる。

今回の言葉は、荘子からいただいた。カマキリの話だが、内容は脳科学にまで及んだ。

荘子には、昆虫や鳥や魚が出てくるが、いずれも読む人間に何かを考えさせる役割をもっている。今回のカマキリも、プーチンに逆らったプリゴジンまで連想した。プリゴジンにとって、プーチンは同じ穴のむじなという認識だったと思う。プーチンが乗っている車に向かって、プリゴジンは立ち向かった。ウクライナ戦線で活躍した自負があるので、モスクワ進撃も許されると思った。自分の力を過信したカマキリである。車にひき殺されるかと思いきや、プーチンもまた自分をカマキリと感じた。ロシアという帝国には、内在する大きな不満にあふれていると感じた。それに見境なく立ち向かうとしたら、自分こそカマキリではないか?と。プリゴジンはその不満のひとつの表れで、これにとどまらずに軍内部に賛同者が多いことをプーチンは実感したと思われる。プーチンチェチェンジョージア、クリミアでの侵略の成功体験に慣れ切っていた。その過信に気づかせてくれたのが、プリゴジンではないかと思ったようだ。カマキリは一体どちらなのか?を考えるきっかけを与えてくれた言葉だった。