TaoChat@1128編集後記

今日は梅雨の中休みなのか、朝から暑い。家内に頼まれて、生協でスイカを買ってきた。家内はスイカが大好きで、スイカジュースなるものを取り寄せて、飲んでいる。スイカを食べるときジュースも出てくるので、別に買わなくてもと思うが、とにかく果汁も好きらしい。確かに暑いときは水分補給の意味でもスイカは好まれる。今は庭でキュウリとトマトを栽培している。収穫したジャガイモはおいしかった。電子レンジで蒸して、オーブンで焼いたポテトにバターを塗ったのがとにかくうまかった。

この一週間の出来事は、円安が進み136円まで行ったのと、参院選が公示され、沖縄慰霊の日があった。沖縄慰霊の日が23日だったことは知らなかった。沖縄本島が陥落した日なのかと思ったら、諸説あり22日の説もある。陸軍司令部が崩壊したのが22日でも、そのあと局地戦が継続したこともあり、えいやで決めるしかないようだ。それにしても、原爆の日は国が決めたのに、沖縄慰霊の日を国が決めていないのはなんだかおかしい。敗戦の日はひとつでいいということか? 沖縄戦の戦死者は23万人とも言われるので、原爆による死者を上回る数なので、国が慰霊の日を制定してもよかったと思われる。ウクライナ戦争のほうは、ウクライナ軍の疲弊も目立ってきた。侵略者ロシアの方が火力でまさり、ウクライナ軍は東部方面の撤退を余儀なくされている。正義は必ずしも戦況を有利にしない。

今回の言葉は、西郷さんの南州遺訓からいただいた。南州遺訓には、今の政治家が肝に銘じるべき言葉が連ねている。

「租税を薄くして、民を裕にするは、即ち国力を養成する也。」

国を豊かにするにはまず国民生活を豊かにすること。それには税金を少なくすること。

今の政治は、成長指向するものの、税を重くして、国民生活を困窮させている。

「政の大体は、文を興し、武を振ひ、農を励ますの三つに在り。」

政治の根本は国民の教育を高め充実して、国の自衛の為に軍備を整理強化し、食料の自給率、安定の為、農業を奨励するという三つである。

今の政治は、教育予算や研究費をけちり、農業を弱体化し、防衛費を増し軍備を強化している。国力を高めるには、人材投資を果断に行ない、農業力を高め、食糧自給率を向上しなければならない。アメリカが要求する軍備ばかり強化しても、戦う勇気は生まれない。西郷さんの唱える、日本人のこころの変革は、今の日本に一番欠けるものと思われる。