TaoChat@1115編集後記

今日はうす曇だが、穏やかな日和である。この一週間で、庭に咲いていた木蓮の白い花がほとんど散ってしまった。桜の開花はぼちぼちと言ったところだ。連休明けに2日ほど休みをもらって、箱根にいって温泉を楽しんだ。単純硫黄泉で露天風呂というのが目玉である。今回は雪も積もっていたので、最高の温泉となった。頭に手ぬぐいをかぶり、雪に降られながらの露天風呂で、身体がほてったら雪にあたり、寒くなったら湯につかることを繰り返した。雪の箱根も初体験である。山々が雪化粧をして、非常に美しかった。宿の屋根から下がるつららも珍しかった。大昔、スキー場の宿で見た巨大つららを思い出した。温泉から帰った夜、ゼレンスキー大統領での国会演説を見た。今朝寝床で聞いたYOUTUBEチャネルの一月万冊では、演説後のスタンディングオベーションはやらせだったようだ。式次第が議員に配られていて、その通りにやったという学校の卒業式並みで、議員のレベルの低さを物語っている。どうもそれっぽいと感じていました。演説の内容は、ちょっとおとなしかったようにも見えたが、アジアで真っ先にロシア制裁を行なった国の印象を語ってくれたので、一体感は感じてもらえたのだろう。戦後復興における日本の役割は大きいと思う。ウクライナ姉妹都市を結んでいる日本の都市は文化を通じて心のサポートを行なっていただけたらよいと思う。

今回の言葉は、蕪村の句を選びました。平和な光景を花を中心にうたっているのが微笑ましい。荘子胡蝶の夢に重なるところもありました。ウクライナにもはるかな穀倉地帯と、映画にもなったひまわり畑もある。どちらも、飢餓と戦争のイメージが残る光景ですが、日本では桜の木陰でのいねむりという平和そのものです。今ウクライナでのロシア兵は、凍傷にかかりながら極寒の塹壕のなかで仮眠をとっている。ウクライナ国民は一ヶ月も地下シェルターで空腹と緊張と病に苦しんでいる。彼らの状況に比べれば、蕪村の句は天国のさまを描いている。しかし、日本の平和も国を守るという思いに支えられたと感じた次第である。鎖国により侵略の危機を防いだということもあるかもしれない。核持ちこみが平和には必要だという議論が浮上しているが、核を使ったらどういう制裁を受けるのか議論をまずしておかねばならないと考える。実際アメリカは2回非戦闘員に使ったが、制裁は受けていない。