TaoChat@1111編集後記

今日もいい天気です。平日は4時半起きなので、今朝も同じ時刻に目を覚まし、寝床でYouTubeを聞きながらまた眠ってしまいました。ウクライナ情勢のものが多かったようです。ウクライナ侵攻のニュースを見て、思い出したのが満州事変でしたが、一月万冊でも同じことをいっていました。親日派の要請で軍隊を出動させ、軍事侵攻し、現地に傀儡政権を作る。満州国建国と同じような常套手段をプーチンは選択したようです。さらに進んで、軍事クーデターを起こせと呼びかけまでしているようで、もうなりふり構わず状態です。専制君主プーチンをもはや誰も止められない。中国にももう一人したたかな専制君主がいるので、そちらの動向も目が離せない。

というわけで、この一週間のニュースはウクライナに終始し、オミクロンどこ吹く風である。そういえば、3回目接種は今日の予定です。モデルナを選択したので、副反応が出ないように願います。

今回の言葉は、老子の大国論です。なかなかいい言葉です。これは大国に限らず、力を持っている者が弱者に対してどのように接するのかを述べるものです。

ウクライナ侵攻は、まさに老子と正反対に、頭ごなしに意を改めろと迫るもので、あとに残す恨みは限りないものがあります。プーチンの強権は、強さの証しではなく、弱さの証しとなっている。外交で落としどころを決めるのではなく、暴力で決着しようとするもので、一時的にうまく行っても永くは続かない。互いの努力で平和を模索するという忍耐はプーチンにはないようだ。KGB出身というだけあって、反体制活動家は毒殺し、隣国は軍事力で侵略するという手法へのバリアは低い。ロシアの偉大な作家トルストイ老子への憧憬は深く、トルストイ訳の老子もあるそうである。いかんせん、プーチントルストイの非戦の思いは通じていないようである。