TaoChat@1119編集後記

今日は夕方から雨になる予報だが、朝の天気は良好である。庭のツツジの色が鮮やかである。全体は白だが、真ん中に赤い色の集団が混じっている。散歩していても、花の色とりどりに見とれて、スマホで写している。子供のときはキンセンカのオレンジの花が好きだった。母方の祖母に連れられて、花の苗を買いに花畑に行ってその鮮やかさに感嘆した記憶がある。最盛期は3月より6月とあるから、春の頃の記憶であろう。自宅の庭にも植えてもらったと思う。黄色の花はよく眼にするが、オレンジの花は自分の眼にはインパクトがある。この一週間のニュースは、ウクライナ危機以外は、ロッテの佐々木朗希選手の完全試合が朗報だった。連続2度の完全試合の夢の直前までいったのもすごかった。打てる気がしないというのが各選手の印象だったかもしれない。ウクライナの避難民の方々が来日して、官民ができる限りの支援をしているニュースが心を少し穏やかにしている。マリウポリの勝利宣言をプーチンがして、市民を集団殺戮した遺体隠しをしている映像を見ると、どこまで卑劣なのかと思う限りである。まさに証拠隠滅を図る犯罪者の心理を表わしている。ロシア軍の司令官は、ウクライナだけでなくモルドバ侵攻も目論んでいるとインタビューに答えていた。そもそも侵攻の理由に掲げていたドンバス解放は単なる口実に過ぎなかったことがわかる。長期戦に持ち込んでウクライナ全土掌握を目指す勢いである。ロシアは侵略国家の正体を現してきた。

今回の言葉は論語から選んだ。権力者の心得を示した言葉だが、2500年立っても、この言葉の実現には程遠いことがわかる。孔子が今生きていて、ウクライナ危機を見ていたら、やっぱり変っていないと思うに違いない。老子なら、本当の独裁者は強権発動しなくても、民を操作できると語ったかもしれない。そう、国民は独裁を意識することなく、彼の意志を実現する。力で隣国を侵略するのは最低の独裁者である。隣国ですら彼の意志に共感し、自ずと共存共栄に惹かれていくのが優秀な独裁者。情報統制しなければならないのは、民の心がすでに離脱しはじめている証しである。身の正しさをアピールするために、うそにうそを重ねて、芝居を演じている役者となっているのがプーチンである。ロシアを救う人間はあなたではない。あなたはロシアを地獄に落とそうとしている。ロシアを救う人間をあなたは自らの手で殺め、今後もそれを続けようとしている。