TaoChat@1094編集後記

今朝はよい天気だが、朝からさわがしい。家の前にミキサー車が入り込み、空き家を取り壊した空き地の基礎にコンクリートを流し込んでいる。鉄筋のアパートでも建てるのであろうか。最近我が家の近所の新築ラッシュが続いているのは、景気が上向いている前触れであろうか。家を建てるというのは将来への投資であり、老人は決してやらない。つまりは、現役世代が将来の家族への配慮のためを投資を積極的に行なっていることになる。

この一週間の出来事は目まぐるしかった。真子様と小室圭氏の結婚があり、大谷選手のPlayer of the Yearの受賞と、めでたいことが続いた。真子様への誹謗中傷がひどく、耳と目を疑う報道が多かったのが悲しかった。なぜそっと見守る事ができないのか? いくら商売のためとて、やっていいことと悪い事がある。その見分けがつかない見識のなさが非常に残念である。

今回の言葉は菜根譚からいただいた。私が尊敬するのは、中国の昔の知恵者である。菜根譚を書いた洪自誠氏である。老子荘子も大切な師である。かれらの知恵は普遍性があり、いつの世にもその信奉者は出てくる。

思い通りにならないことをくよくよするな。スペイン語ケセラセラである。その反対に思い通りにいっても悪乗りするなともいう。犯罪者が罪を重ね、捕まるのは犯罪を重ね、悪乗りした場合である。おれはどこかで強運に支えられていると思い込む。さらに、平穏無事にいることを頼りにするなという。いつ何時事故や病気にかかって死ぬ事がある。心の準備を怠るなという。コロナにかかってまさか自宅で死ぬとは思わない。

日本の医療制度は安心だという思い込みすら裏切られた。救急車で運ばれても受け入れる病院がない。これは政治の無策以外の何ものでもない。また、はじめて困難にぶつかっても尻込みするなという。どんなことでも最初はとてつもない壁に思える。そこで躊躇していても何も始まらない。とにかくぶつかって突破口を探す勇気を与える言葉にもなっている。まさに、弱者たる国民に勇気と戒めを与える言葉となっている。菜根譚の言葉は、将来の人間にも今を生きる私にとっても、大切な知恵を与えてくれる。