TaoChat@1009編集後記

足の痛みは今も残っているが、腫れている部分は大分小さくなった。

足を引きずって歩いたせいか、親指の横が痛い。月曜になっても痛みが続くようだったら、医者に行くことにする。

この一週間はいろんなことがあった。プライベートでは、家の冷蔵庫が動かなくなったり、自然に復活したり、不思議なことが続いている。15年は持っている冷蔵庫だが、それが先週の土曜に突然冷蔵しなくなり、日曜夜にまた動き出した。そうしたら、2日後に冷蔵しなくなり、翌日また復活し、今に至っている。さすがに気持ち悪くなり新しい冷蔵庫を注文し、来週木曜に配達される予定である。キリストなら復活は一回だが、機械は何回も復活する。足の痛みもあり、ハローワークに出向くのはつらく、ネットで応募を何件か行なった。いろんな求職サイトに個人情報を登録したが、履歴書、職務経歴書を詳しく書かせるところ、簡便に入力できるところ、いろいろある。求職する側からすると、なるべく選択肢から選べるのがありがたい。相手がどのような情報を必要としているかがよくわかる。こちらがいくら詳しく書き込んでも、相手が無視する情報もあり、相手のクライテリアに従って入力できれば、情報の有用性が増す。

今のところ不採用の連続だが、世の中がシニアの職能に何を求めているかわかって面白い。

それでは今回の言葉に移る。菜根譚から選んだ。

人生瞬発力が大事だという言葉かも知れない。その力を発揮するには、それなりの時間と手間をかけた準備が必要といっている。あわてて開花した花はすぐしぼむ。

そういえば、イチローもいきなり開花したわけではない。自分なりの哲学を大切にし、それに愚直に従って、継続的にアウトプットを出せるアスリートに成長している。メルマガではアブラゼミを例に出したが、この蝉は昆虫の中では長寿だそうだ。

6年の準備期間は、最後の1ヶ月に集中している。生命に対するある種の緊張感をもって、全エネルギーを子孫繁栄のために費やしている。生き物の中にはそういうつつましい生き方をしているものだっている。人間にそれができないはずはない。

菜根譚の言葉は、自然に生きる生き物の生態から、道の教えを拾っている。

健気な生き方は、弱弱しく見えるが、実は危機にはしぶとい。

老子の思想にもそのフレーバーは現れている。