TaoChat@1075編集後記

今日は朝から雨模様。しかし気温が低く、じめじめしていないのがありがたい。爽やかな梅雨といいたい。

この一週間の出来事は、五輪が近づいて、どのように開催するのか詰めが進んでいる。個人的には、五輪が開催されて観客が移動し、交通機関が混みあうのだけは勘弁して欲しい。いくらワクチン接種が増えたからと言って、感染がなくなるわけではない。人流が増えて、感染機会が増えれば感染確率は上昇する。尾身会長も言っておられたが、無観客はmUSTがまともな判断力の人の意見である。そういっても、感染状況がどうあろうと開催を強行する菅さんは聴く耳を失っている。コロナ期の五輪を開催した首相として歴史に名を止めたいのであろう。

今回の言葉は菜根譚から選んだ。なかなかよい言葉である。

平穏無事である事が、一番の幸せである。それを阻害するのが、自分のこころであることが最近身に沁みて感じる。したがって、この言葉をしみじみと味わうことが出来る。

とはいえ、一日のうちでいろいろな事件が起きる。あるはずのものがなかったり、届くはずのものが届かなかったりする。その事件にいちいち動揺していたら、心はいくつあっても足りない。必要なのは、事件ひとつひとつに対して、心落ち着けて、行動で対処することである。行動なくして考えていても、何の解決にもならない。課題ばかりがどんどん増えて、悩みは増していく。心少なき状態に置くには都度判断して解決していくことしかない。メルマガでは悩みは考える時間があることだと書いた。考えただけでは悩みは消えない。一つずつ課題を解決していく状態に身を置けば、悩む時間はない。将棋の対局のようなもので、その都度ベストな手を選択し、その結果はすぐわかる。結果は勝つか負けるかだが、対局中は課題解決に集中する。これこそが心少なき状態にあるといえるのではないか。