TaoChat@1039編集後記

台風が近づいており、一昨日から雨が降り続いている。

気温は寒いくらい低いので、シャツの上にベストを着、さらにジャケットを着て、編集後記を書いている。

気が付いてみれば、今年もあと二ヶ月とちょっとで終わろうとしている。

今週の出来事は、トランプ大統領のコロナ感染が大ニュースだった。

大国のトップらしからぬ無責任さでマスク不要を言っていたが、最後は自分が感染している。こういう人物を国のリーダに選出した国への不信感が高まる。

かたや日本でも、権力を笠に菅首相が悪しき前例の打破に向け、暴走している。

国民にやっている感をアピールしたいのはわかるが、どうも空回りしている。

どうにもいかなくなったら、国会解散して、国民の信を問う総選挙になるのか?

自分の不手際で、コロナ禍の中、国民に負担をかける選挙に頼るのはいかがなものか。

今回の老子の言葉は、今年のノーベル物理学賞に絡めたものだが、どうしても政治の話に及んでしまう。老子だって、自然の道は政治にも通じるという信念があったから、こういう言葉を語った。為政者はブラックホールのごときであれ。考えが重ければ重いほど、軽々しくは動けない。悪しき前例が何なのかを国民にわかりやすく説明するのが為政者の務めである。日本学術会議の何が問題で、それを是正するためにどうしたいというプロセスが大事でしょう。突然ゲリラ的に任命拒否はないでしょうというのが、国内外の総論です。気に入らない奴は罷免というのは、トランプのお家芸ですが、菅さんはトランプではない。日本の良識ある首相ということで、少なくとも就任時の圧倒的な支持率を得ました。しかし、これから愚行を重ねると、支持率は急転下落です。気をつけてくださいな。