ことしも残すところあと3月。
コロナで始まり、コロナで終わる年になるようです。
清水寺で発表される漢字を早読みすれば、自粛の粛になるのかな。
今日の天気は秋晴れといってもよい。
遠くでつくつく法師が鳴いていたのには驚きました。
お友達の蝉はあらんかぎり鳴いて先に旅立たれたのに、マイペースの蝉だなと愛着を持ちました。
今週の出来事は、菅内閣による日本学術会議会員の任命拒否と、トランプ大領領夫妻のコロナ感染でしょうか。
それにしても、大統領選のTV討論会はひどかった。大統領は討論の形式を無視した。思わず、トランプのマイクを消音したらと言ってしまった。
コロナへの配慮をせず、マスクなしで三密集会を続けていたのだから、自業自得ともいえます。
今回の言葉は、つれづれ草から選びました。
この古典はおすすめの古典です。
第百二十三段などは、高齢化日本で大切なものを言い当てています。
人間の大事は衣食住だが、それに医療を加えるべきで、これら4つを求めることができないのを貧といい、4つが充足されているのが富裕である。4つ以上のものを求めるのがぜいたくという。コロナの今は、更に医療の重きが増しています。
さて、本題ですが、無限の世界に遊ぶ人間の心が、心にゆとりをもち、そして寛大な精神が衝突を避けてくれる。対立する者を蹴落としてまで政策を遂行しようとする菅内閣ですが、安倍内閣が残した膿はおさまりそうもない。前法相の贈収賄事件は、自民党幹事長から1億数千万の贈賄資金を預かったという証言まで出てきた。
菅さんが手中にした権力でどこまで膿を隠しとおせるのかが今後の焦点になりそうです。膿が自分にも降りかかると、心にゆとりがなくなり、膿が心を支配し、ますます権力に依存するようになる。つれづれ草が心配する負の連鎖となる。菅さんに読んで欲しいのが、つれづれ草という古典かもしれません。みんなあなたのことが心配です。