TaoChat@1217編集後記

昨日の雨は上がり、今日は朝から日が射している。春の天気は、三寒四温というように、温かくなったり寒くなったりを繰り返すといわれている。春の嵐は、その合間に、風雨や降雪を伴う。まさにその天気を経験している。今日は散歩に出かけよう。

今週のニュースは、結婚発表した大谷さんのご相手が判明したことでしょうか。元女子バスケ選手ということで、大谷さんが高身長なので、それに見合う方を選んだということは頷けます。二人並んで歩くと爽快で、世界中どこに行っても、なかなか素敵なカップルに見えます。本当におめでとうございました。この一週間のプライベートなニュースは、強いて言えば、歯医者通いが続いていることと、通勤でポール・オースターの「偶然の音楽」を楽しく読んでいることです。電車で紙の本を読んでいる人間はほとんどいませんが、1時間の通勤では、読書が唯一の楽しみになっています。白内障の手術を受けてからは、老眼鏡の必要はなくなったのが、大変助けになっています。読書をしても眼が疲れず、1時間を有効に活かせています。

今朝は3時に眼が覚め、たまたまYouTubeで、孟浩然の「春暁」を聞き、これをメルマガの言葉に選ぶことにしました。クラブツーリズムのワン(王)さんがやっている、「漢詩の時間」です。この動画はすぐれもので、中国語と日本語で朗読し、詩の解説と詩人の解説を同時にしてくれるので、楽しく聞いています。漢詩には、人間として共通の思いが表現されているので、なかなか味わい深いものがあります。「春暁」は特に漢文の授業でもやったもので親近感があり、若い頃読んだ印象と、老いてから読んだ印象は異なり、より感慨をもって読むことができるようになったと思います。中国語で読むと韻がわかりより詩らしくなるので、YouTubeは宝物になっています。「春暁」の内容は、孟浩然が経験した春と、同じ春を持つ人間でないと理解できないと考えます。つまり、同じ気候帯を持つ日本人にも同様の春が与えられ、感覚的に「春暁」の春を理解できるのではないでしょうか。