TaoChat@1103編集後記

新年あけましておめでとうございます。

茅ケ崎は元旦からよい天気が続き、穏やかな正月を楽しむことができました。

昨日は孫と公園で野球をして、ボール投げの筋肉を久し振りに使いました。

ショックだったのは、孫はヒットが打てるのに自分は三振が多かったことです。身体がボールについていけないのはやはり歳なのでしょうか。

この一週間の出来事は大事件も起きず、平安な日が続いているように思います。

今回の言葉は、「ブッダのことば」(岩波文庫)から選びました。

寅年に関係する名言を探したもののいい言葉は見つからず、お釈迦様に助けを借りました。口の中の斧の話です。その斧は自分の口を切り割く。人を批判するときは、自分が批判の対象となることを思い浮かべる。そうすれば軽々しく批判できなくなる。

新年の言葉には少しきつい言葉ですが、あえて一年の心がけとしたいと思いました。

今の世の中ほど、言葉が斧になって飛び交う時代はないと思います。一つの言葉がたちまち世界を巡ります。いい言葉も悪い言葉も。従って、言葉が斧であるという自覚が大切になります。老子は道の教えは無言だと説きます。その教えを言葉で語ると、それは道から離れます。道は言葉で語れないからです。言葉はレッテルであり、本質の一面を切り取るからです。切り取ったものは本質ではありません。円筒形を上から見ると円ですが、横から見ると長方形です。同じものが全く違って見えます。切り取った言葉を鵜呑みにしないで、視点を自由に変えて、様々な方向からものを見てください。そうすれば、言葉が斧であることに気がつくようになります。