TaoChat@1019編集後記

今週はまたいろいろなことが起こった。検察法改正が棚上げになり、黒田前検事長の自粛要請下での賭け麻雀常習が明らかになり辞任し、それを法務省が訓告処分とし、退職金満額をプレゼントした。ともかく子供たちに恥ずかしくてこの国の政治を話せない状況が続いている。

もはや国政の人事は、文春に裏がないか確かめてから、決定するのが一番よい。

安倍首相が決める人事は、必ず後から問題が起こる。原稿を丸読みする法務大臣の人事ですらおかしい。

また、特別定額給付金もオンライン申請のトラブル続出で、紙の申請にしてくれと音を上げている役所も出てきている。地元茅ケ崎市も、オンライン申請をしても給付は早くならないとの掲示がサイトに出た。紙の世界から抜けられない日本社会の悲哀を見た。30年前にアマゾンのサイトで、簡単に本を注文し、数日で手元に届いた経験があるので、日本のIT化は米国に比べると10年どころか30年は遅れていると考えられる。

今回の言葉は、論語からいただいた。

論語には政治を行なう人間の資質が書かれている。2000年以上も前に書かれている。

政治家は進歩していないことがわかる。政治家は、国の正すために、人民の手本にならなければいけない。自分の身を正せねばならない。

政権が長く続くと、身の回りに忖度する人が多く現われる。自分に厳しい言葉を言ってくれる人は遠のいていく。さらに取巻きが近づけないようにする。

役所でも企業でも状況は同じで、トップに在位する年数が長くなると、裸の王様状態になる。本人もそれに気づかない。そんな状態が今の政権かもしれない。