個人的には、求職活動のため、東京まで呼び出され、一週間ぶりに東海道線に乗って東京駅まで出かけた。三密を避けるため、9:30amごろの電車に乗ったが、意外と混んでいる。座れたが、隣にも誰かは座っている。
実は3人おきに座るくらいには空いていると期待していた。考えることは皆同じなのだろう。東京駅の改札を出ると、歩道を歩いている人は殆ど居ない。
昨日緊急事態宣言が出されて、何かが変わったのか? 首都圏を避けて、地方に疎開する人が増えているようだ。軽井沢がにぎわっていたり、南伊豆の保養施設が満杯だったりしている。政府や自治体は自宅に自粛せよというが、対策が中途半端で、良心のある人が自粛し、生活が苦しい人は仕事に出るようだ。
大分先に支給されるかもしれないお金をあてにすることはできない。
私も求職するためと、失業一時金をもらいに行くため、混雑するハローワークに出かけに行かねばならない。すべてが紙による申請であるのが災いする。
今回の言葉は、孫子から選んだ。
新型コロナとの戦いで、孫子兵法を学んでいない、政府や官僚の実態を、孫子の言葉で考えてみたかったからです。
今のような煮え切らない対応を続けていると、日本の信用にキズがつき、来年のオリンピックでさえ、危うくなるおそれが出てくる。
孫子の言葉は、短期決戦で、コロナの勢いに歯止めをかけよと教える。
人の移動をとめずして、コロナの感染をとめることはできない。
それが孫子のメッセージである。
お隣中国では、孫子の教えを実行した。死者数では、イタリア、アメリカ、スペイン、フランスよりも少ない。中国の施策をどの国も学んだ。
日本だけが、神がかりにゆるやかな人の移動の制限で対応している。
うまくいくのかまずくなるのかは、今後の推移を見て決まる。
恐ろしく神の手任せの対応である。