TaoChat@1197編集後記

明日がメルマガ発行日なのに、先週分の編集後記を書くことになってしまった。

いろいろとやることが多く、手がつかなかった。この一週間、デジタル日本の後進性がよく理解できた。発端は勤め先の年末調整申告の期限が11/1なため、保険料の控除証明書を取り寄せを始めた。今までは紙で送ってもらっていたが、電子fileでマイナポータルに集めることができると聞き、始めてみた。e-shishobakoをマイナポータルと連携すると、保険会社が控除証明書の電子fileをe-shishobakoに入れてくれて、一括でダウンロードできるという触れ込みである。早速やってみたが、やり方が煩雑すぎてわけがわからない。結局作業がどこまでいったのか、ユーザーにわからないのが一番の問題。マイナポータルにe-shishobakoができるのかと思いきや、e-shishobakoのサイトに飛ぶだけで、丁度リアルな世界で、お役所の窓口をあっちこっちたらい回しにされている気がした。紙のほうが作業的にはわかりやすい。紙を写真にとって、年末調整のサイトにアップロードして、あとで、原本を専用用紙に貼って提出するだけ。

この一週間は、ガザでイスラエル空爆が始まり、地上作戦も少しずつ始まり、結果的にパレスチナ人の死者が7000名に膨れ上がった。ユダヤ民族が好戦的で、売られたけんかは100倍にして返す習性があるようだ。アメリカは依然としてイスラエル100%支持だが、EUは、一時停戦を要請するまでに至っている。昨日の報道1930で、マレーシアがハマス支持を毅然とした態度で表明していることに感動した。パレスチナの留学生を招いて、若者による国家再建をサポートしているのは、イスラム教の国として確固たる信念に基づいていると思われる。イスラエルは、ガザのパレスチナ人の命を、かつての強制収容所ユダヤ人の命と考えて欲しい。ユダヤ教では慈悲の心を教えないのだろうか? 今回の言葉は、老子よりいただいた。強きものは、戦争をしても、敵をおどすようなことはしない。たとえ勝っても、尊大にならず、やり過ぎない。ライオンは自分が生きるためのえさを得るために狩りをする。最小限の食事にありつけば、それ以上殺生はしない。人間だけが、力にまかせて、人の領地を侵食し、弱きものを狭き地に押し込める。イスラエルのやってきたことは、そのような脅しを続けている。それに対するハマスの怒りがテロとなり爆発した。因果論でいえば、イスラエルが因縁を蒔き、ハマスが結果を生んだ。一方的な正義などこの世にない。