TaoChat@919編集後記

昨夜は飲み会があり、ワールドカップのブラジルの試合が見られないのが気掛かりでした。でも有楽町から自宅に戻り、TVをつけたら、後半アディショナルタイムで、0対0で、そのまま見ていたら、1点が入り、その直後ネイマールがさらに1点を追加して、試合が終わりました。0対0の間中、東京で飲んでいて、10時半ごろ帰ったら、試合を決めるシーンで出会えるという、ラッキーな一日でした。

ということで、今回は孫子の言葉をお届けしました。

孫子の水の理論は、老子から学んでいると思います。

老子の水は道のたとえですが、孫子の水は戦術の道です。

ワールドカップのサッカーを見ていると、孫子の水が入り乱れているように思えます。

守りに徹するチームは、とにかくすきを作らないように、徹底的にマークする。

攻めるチームは、ワンパターンの攻撃ではなく、右から左から攻め、ショートパス、ミドルパス、ロングパスを使い分け、守りにすきを作ろうとする。

水が吸い込まれるように、ボールがネットに吸い込まれる。

最後は、選手個人が自分を信じることが支えになる。

あのネイマールでさえ、試合後フィールドで静かに泣いていました。

どんな緊張の中で戦ってきたかわかります。

メッシもPKをはずして、緊張に押しつぶされているようです。

選手には、自分を信じて、水の流れのように、すきに入り込み、チャンスを作るしかない。

半端ないっての大迫にチャンスを与えたのが、本田選手への交代。

兵に常勢なしです。 選手交代で流れを変え、攻撃に変化を生じ、守りのすきが生まれる。

ワールドカップのサッカーから、孫子の言葉がふいと思い出されました。