TaoChat@1113編集後記

今日は暖かく4月の天気である。車のガソリンを入れて、料金の高さを実感しました。3000円使っても、17リットルしか入りませんでした。最早、車は買い物に使うしか動かさないようにします。ウクライナ情勢で原油の輸入価格が高騰すれば、輸送コストは増し、物価も高くなるので、生活を切り詰める対策を講じ始めています。

この一週間の出来事は、コロナは収束の様相で経済活動が活発なると思いきや、ウクライナ情勢で輸送ルートが閉ざされ、値上げラッシュを覚悟しなければいけない状況になっています。経済的にはロシアでけでなく、日本も戦争状態になっているようです。昨日のBSプライムでも経済評論家がそんなことをいっていました。

今朝の日経朝刊でも米スタンフォード大の歴史学の教授が、プーチンは狂気でなく冷静だが、邪悪で現実逃避だと分析していました。邪悪というのは、すべての人間を不幸にしてまで、自分の思いを遂げたいと望むこと。現実逃避というのは、権力が彼を腐敗させ、YESマンだけが周りに集まり、現実が見えなくなっている。一言で言えば、裸の王様。中国はロシアと同盟を組み、冷戦を続けるが、ロシアは凋落したら中国に捨てられる。歴史学者の冷徹な見立てである。このように外野からはいろいろ評論されるが、ウクライナ国民に平和が戻ってくるまで、日本は全面的に人道的立場からウクライナをサポートしなければならないと考えます。

今回の言葉も老子を選びました。大国は自国のことしか考えない。自国の領土を増やし、力で相手を屈服させる。長い眼で見れば、力が衰えたとき、自国の中で民族が自立し求心力が絶え革命が起こり、帝国は瓦解する。力ですべてを成し遂げた国の末路である。自国にとって、足るとはどういうことか?、常に為政者は自問しなければならない。今様の言葉で言えば、WIN-WINだろう。自国にとっても、相手国にとっても、恵みのある関係を保つこと。それが出来る国が長久の利を得る事ができると老子は教えているようだ。