TaoChat@1042編集後記

今日もいい天気ですがすがしい陽気である。

昨日ビデオに撮っていたサヘル・ローズさんを特集した番組を見た。

ETVの「こころの時代」で、サヘル・ローズさんのことは知っていたが、ビデオを見て、サヘルさんを養子にされたフローラさんのご苦労を知り、涙が流れた。フローラさんのご実家は裕福なお家であり、サヘルさんを養子にするのを大反対したとのこと。フローラさんはイランイラク戦争のとき、心理療養士のお仕事をしており、将来もイランで子の仕事を続けていこうと考えた。サヘルさんを養護施設で知り、養子にする決心をしたが、子供がない人しか孤児を養子にできない決まりがあり、不妊手術を受けて、サヘルさんを養子にされた。大反対を押し切ったことで実家から絶縁され、日本の知人を頼り、日本に来られた。しかし、知人の家を追い出され、公園で暮らすこともあったそうである。フローラさんが自分の人生を犠牲にしてサヘルさんを立派な女性に育てた道のりに涙を流さずにはいられなかった。サヘルさんはフローラさんの恩を一生をかけて返すつもりと語られた。サヘルさんがバングラデッシュやイラクの孤児を訪問して思いを語ったのが今回の番組だった。イラク訪問のとき、JIMNETの協力があったことを知り、イラクの孤児たちの明るい笑顔に触れることもできた。このブログをご覧の方にも、サヘルさんやJIMNETへの応援をお願いしたい。JIMNETではイラクの子供たちが描いた絵をチョコの蓋に印刷した商品を11月中旬に販売開始する。是非イラクの子供たちへの応援をお願いします。

今回のメルマガは諸葛孔明の言葉である。

今年はこの言葉に救われた。

一月末に勤めていた職場から雇用止めを言い渡され、求職活動を開始したら、今度はコロナで自粛を迫られ、雇用環境も悪化する一方、定職は今も見つからない。

できることはすべてやってみても、状況は好転しない。

これを「人事を尽くして天命を待つ」ということかとしみじみ感じた。

GOTOキャンペーンで少しずつお客さんが戻りつつあるといっても、まだまだ本調子ではない方々も多くいると思われる。

諸葛孔明も戦場でこの言葉を味わった。

戦場で天に見放されることは死を意味する。

軍師として兵隊を鼓舞する立場にいる者としては、兵隊の心を前進させるのみである。

後ろ向きになった途端、志気は低下し、勝てる戦も負けてしまう。

天命に行き着くまで、事を謀れということで、サヘルさんの養母フローラさんも自分を犠牲にして、サヘルさんの幸せのため、やれるだけのことをやられたと思いました。

その行いに共感し自分を変えていくのも、天の導きの一つなのかもしれない。