今回は「孫子」で行こうと今朝決めました。
無形の戦略が、虚実篇に出ていました。
無形の戦略が今活きているのはどこだろうといろいろ考えました。
何を考えているかわからない人って、意外に強いよなあとか。
身近な人に焦点をあてて書いてみようかと考えているうちに、もっと身近な話題にのぼるニュースは?と思いつきました。
前々からグアムにミサイルを撃ち込むと騒いでいる北朝鮮。
なんで核兵器開発をおかまいなく続けていられるのか?
そこにはアメリカの戦略と中露の戦略がぶつかり合い、アメリカの甘い対応がそれを招いたことを知りました。
無形の戦略が今活きているのは、北朝鮮じゃないかという視点で書いたのが今回です。
何を考えているのかわからない国が北朝鮮で、その無形戦略が今活きている。
何を考えているのかわからない人で言えば韓国とアメリカの大統領。
そちらは国民が見捨てれば決着がつくが、北朝鮮のほうは、国民はとうの昔に見捨てられているので、どうしようもない。
それに、北朝鮮は、朝鮮戦争という歴史がついてまわり、北朝鮮を支援する中国とロシアが抜け道になるので、始末が悪い。
6カ国協議で、アメリカが中国に主導権を渡したのも失敗。
すべてにおいて北朝鮮の無形戦略を甘く見ていたのが、今の問題に至る。
国際政治において、外交の失敗は自国に帰ってくる。
拉致問題も、日本から容易に連れ去る事ができたという観点が忘れられている。
工作員が容易に入国でき、日本の海岸に工作船が容易に近づけたという警備の甘さがそのまま現在にもつながる。必要があれば、北朝鮮は今でも人的資源を日本から連れ去る事ができる。拉致問題は過去で終わらないというのが自分の見方です。
話が孫子から国際政治になってしまいましたが、北朝鮮は、アメとムチが通用する国ではないことをアメリカはもっと早く知るべきでした。
韓国は、真剣に朝鮮統一を考えるべきです。
西ドイツと東ドイツが併合して民族が統一されたように。
北朝鮮に併合されるか北朝鮮を併合するかわかりませんが、民族を統一して、東アジアの三極の一つとして、安定な均衡関係を保つために貢献すべきです。
「孫子」の言葉を発端に、朝鮮半島の安定化まで話が膨らみます。
中国の古代思想は、いまも活きることがよくわかります。
古代中国の春秋戦国時代に、存亡の時どう生きるべきかのアイディアはすでに出尽くされた感がありますね。