朝のひどい雨がおさまり、日差しも見えてきた。
youtubeで、Elis Reginaのe com esse que eu vouを聞きながら、このブログを書いています。ボサノバが大好きなのは、ブラジルが好きで、陽気な国民が大好きなためである。
明日を悩んでも仕方ない。今を生きるしかないという哲学を教えてくれるのがボサノバであるように思う。
この一週間の出来事は、オリンピックが終わり、コロナ感染者が全国で2万人に達し、医療崩壊が進行しており、自宅療養中に亡くなる働き世代が増えていることである。
高齢者がワクチンで救われ、働き世代が医療行為を受けられないまま死んでいくという
当初から心配していた事が実際に起こっている。この事態に対し、政治はオリンピックに注力し、コロナに無力になっている。当事者の国民が自分で自分の命を守ってくれというメッセージを出すばかりである。
今回の言葉は、ビートルズのGeorge Harrisonの言葉をいただいた。All things must passという曲は50年ほど前に作られたが、今聞くと思いもひとしおである。コロナは世界の仕組みを変え、社会の課題を浮き彫りにした。政治はオリンピックによる経済回復を狙い、国民の健康を後回しにした。日本の医療は世界一と胸を張っていた政府が国民を見放すという事態は、まさにAll things must passそのものである。それに対し、国民は何をすればよいか? その答えが、All things must passで歌われている。