TaoChat@1071編集後記

今日は晴れていないが、涼しく気持ちのよい朝である。

昨晩は風が強く吹いて四時半に目をさまし、本をちょっと読んで二度寝した。

スマホのニュースで、IOC副会長が緊急事態宣言下でも五輪開催するとニュースを見て、目を疑った。関係者がコロナ発症したときに面倒をみる医療従事者をIOCが連れてくるのですか?と聞きたかった。IOCは興行集団であり、開催するか否かを決める決定権があるとはいえ、日本の状況を度外視した発言に怒りさえ覚えた。ワクチン接種が始まったばかりの国へ何の負担もかけずに五輪開催できるとした強引さに驚くばかりである。海外からの観客まで許せば、日本の医療体制は混乱に陥るのは当然である。ワクチン接種に人が足りないと言っているのに菅首相は一体何を考えているのか?

今回の言葉は老子である。自分を知ること、自分に勝つこと、これが一番難しい。

ネットニュースや新聞を見ても、みんな他人のこと。そういう自分はどうなんだ、といつも思う。メルマガを書いているときも、そういうお前はどうなんだ、といつも思う。ときどき後ろめたくなることもある。自分もできないかもしれないが、そうあるべきだという思いで書いている。自分に勝つ姿勢が著しかったのがイチローだったと思う。常にルーチンをこなし、ヒットの打てるフォームを日夜研究し改善する。最後は体力と集中力の壁にはばまれ引退となったと思う。しかし、引退後も次の目標に向かって、自分に勝つ姿勢を貫いているものと確信します。

話は脱線しますが、先日近所の本屋に行ったら、売り切れだったはずの正岡子規の「獺祭書屋俳話」を売っており、急いで買いました。小序からいきなり老子の言葉で始まります。言う者は知らず、知る者は言わず。話は文語調で書かれていますが、とにかく子規の俳論に浸りたいと思います。