新元号で世の中盛り上がっているので、老荘愛好家が選ぶとすると、この言葉になるのかなと、老子第7章から言葉(長久)を選びました。
平安時代にすでに老子は愛好され、とっくに長久は選ばれていました。
1040年11月10日~1044年11月24日のたった4年だったので、元号にこめた思いは通じなかったようです。
個人的には、この一週間は大波でした。
この前の月曜日に大腸内視鏡検査をやり、ポリープ切除しました。
切除後、禁酒と食事制限があり、安静を義務付けられました。
翌翌日から腰が痛くなり、現在も続いています。
ポリープ切除と関係があるのかと心配になりましたが、切除した翌日、重い段ボール箱を2階に運んだことを思い出し、ぎっくり腰だと気づきました。
花粉症でくしゃみをするたびに、腰から崩れます。
いちばんつらいのは、通勤電車でいすに座るときと、いすから立つときです。
さらに、朝起きて、腰をかがめずに歯磨きと顔を洗うときです。
老子の言葉は、元号にはぴったりですが、絶学無憂からとると、絶とか無とか、否定的な言葉が入り、採用されにくくなります。
「反る者は道の動なり」をとるなら、反動を元号にできます。
道に反るは、根源的な道に復帰することなので、意味としては元号にふさわしい。
しかし、反動元年となると、やはり否定的な反がはいり、没にされてしまいます。あきらかに。そのなかで、平安時代に長久を選んだ先人の見識の高さに驚かされます。