TaoChat@1106編集後記

昨夜9時半に寝て、目が覚めたら1時半、それから寝て次に目が覚めたのが5時ごろで寝床でYOUTUBEを見て、床から出たのが7時でした。YOUTUBEの最近面白いのは、ホリエモンのチャネルと中田敦彦Youtube大学である。今朝は、斉藤幸平のインタビュー番組と、ホリエモンホンダジェットの話と敦ちゃんのアフリカ・インド時代の到来の話を聞いていた。つまらないTV番組よりYoutube番組のほうがためになる話が聞けるのは今は常識になっている。ホリエモンの情報分析力は説得力が有り、敦ちゃんのプリゼン力に確かなものを感じる。敦ちゃんの諸子百家の説明や老荘思想の説明は要領を得ており、笑いながら本質を学べる。というわけで、メルマガの原稿書きが遅れてしまいました。日向灘地震を知ったのは、Youtubeを聞いている時だった。トンガの火山噴火といい、地震といい、自然災害は時を選ばず襲ってくる。コロナ感染であたふたしている間に地震や大雨が次から次と押し寄せる。やはり、人間はこころの準備が必要なんだろうなと思う。もし....が起こったら、......で対応しようと思考実験して、準備をするしかない。

今回の言葉は、一休禅師よりいただいた。

門松は 冥土の旅の 一里塚 めでたくもあり めでたくもなし

は正月ならではの言葉ですが、時機を逸した感があり、漏れました。

冥土といえば、今近松門左衛門曽根崎心中冥土の飛脚心中天網島を現代語訳を読んでいます。金がもとで命を落とす遊郭に通う男と遊郭で働く女の話です。角川文庫で原文もついているので、対比しながら読めます。今では心中は珍しい事件ですが、それほど密接になる男女関係に羨ましさを感じることもあります。話をもとに戻すと、今回の言葉は、悟りの道は多けれど、という話です。悟りを目指して、一休さんも修行しました。周りの修行者を見ても、若い者有り、老いた者あり、いろんな道を歩いてきた人々がいる。でも修行道に入ったからには、悟りを目指すことは同じはず。仏教にお経、キリスト教にバイブル、イスラム教にコーランがあるように、修行の道も多々ある。でも大事なことは、その教えを実践することで、寂滅することにある。煩悩が消え、自他の境が消え、大悲の境地に入ることが悟りの境地である。生きとし生けるものが斉同となる。しかし今の世界は格差が進み、悟りと逆行する様相を呈している。一休さんの言葉は、同じ高嶺の月をながめる修行者が思いを一つに、独自の修行を地道に続けるしか、悟りに近づける道はないと教えているようです。