通勤に2時間かかり、電車を使う。
職場まではできるだけ座って行きたい。
年齢は66歳で、新聞やニュースで報じる高齢者の部類に入る。
電車のシルバーシートが空いていれば、シルバーシートに座るようにしている。
シルバーシートの窓に貼ってあるシールに書いている老人は何歳からかわからない。
自分より高齢者かも知れない人でも立っている人もいれば、シルバーシート以外の席に座っている人もいる。
一方、若い人でもシルバーシートに座って寝ている人もいる。
高齢者にとって、シルバーシートの存在は重要である。
電車が混んでいても、シルバーシートが空いている場合があるからである。
シルバーシートが空いても、座らない若者も多い。
その方々の善意はありがたく受けることにしている。
非常に感激したことがある。
普通の席の前で立っていたら、その横の席が空いた。その席の前には、インド人らしき青年が立っている。その青年が座らずに、私に席を譲ってくれた。
私が座りたそうな仕草をして、しかも高齢者に見えたかもしれない。
しかし、そんな経験は始めてである。それを外国人の方にしてもらったのが、なぜかうれしかった。
シルバーシートは心の問題で、どんな普通の席もシルバーシートになりうる。
シルバーシートにするのは、席を譲る方の心ということになる。