TaoChat@1209&1210編集後記

前回のメルマガTaoChat@1209の配信後、博多に出かけていたので、今回分とあわせて、編集後記を書きたいと思います。今日の天気は、どんよりと曇り空で雨も降り出し、雪に変わりそうな天気です。芭蕉の句に、似た天気を詠んだものが見つかったので、今週の言葉に取り上げました。博多行きは、大学の教養学部のクラスの同窓会への参加のためです。これまで同窓会はいつも東京でやっていましたが、九州在住の旧友に幹事をやってもらい、博多でやることになりました。博多は初めて行きましたが、福岡空港に近く、非常に便利な都会です。屋台による時間はありませんでしたが、ヌルボンという焼肉屋で焼肉とミニモツ鍋、一幸舎で豚骨ラーメンを食べました。モツ鍋もラーメンもとてもおいしくいただきました。博多ではラーメンとモツ鍋を外せません。欲をいうなら、もう少し滞在して、他のラーメンや鍋や屋台、他の料理も味わってみたいと思っています。大宰府にもいきたかったのですが、時間が取れませんでした。

地下鉄がスイカが使え便利なので、筥崎宮にお参りして孫娘の合格祈願をしてきました。博多往復の機中で、ホイジンガーの「朝の影の中に」を読み終えました。この本を読むと、今もって人類が戦争を続けている理由がわかるような気がします。

この間、自民党の派閥の違法な裏金作りが明らかになった。しかし検察は、要人の立件を見送り、とかげの尻尾切りで終わる模様である。情けない限りである。自民党と組んで穏健に終わらせた感がある。渦中の自民党では、派閥解散で難を逃れようとしている。裏金づくりの不正を派閥を解散して、雲散霧消化する目算である。派閥をつぶせば波を越えられるという軽い対応に自民党らしさが現れている。

今回の芭蕉の句は、面白しで始まるのがよい。詳しくはメルマガに書いたが、自然の風景を見て先ず感じた心を頭にもってきたことで、句のインパクトが強まる。雨が雪に変わることを望む気持ちと、一面白銀世界になった景色を思い浮かべて、面白しが出たように思う。一見すると単純な句ですが、芭蕉の心の動きを思い浮かべると、味わい深くなると思います。