10年使い慣れた、パイロット万年筆を床に落として、ペン先がねじれてしまった。書いてみたが字がかすれてうまく書けない。
直したほうがよいか買ったほうがよいかネットで調べた。
新しいのを買うと8000円程度。ペン先を交換して直すと5000円超。
パイロット本社が京橋にあり、そこの修理部に電話で聞いてみた。
故障の状況を見てみて、最悪ペン先交換だが直せる可能性もある。
だめもとで、今日本社修理部に自分の万年筆を持っていき、見てもらった。
そうすると、1000円で書けるように修理できると診断が出た。
自分で最悪の状況を決めつけて買うより、専門の修理専門家に見てもらうのが一番だと学んだ。
当たり前の結論だが、ペン先の損傷を目前にすると、交換を考えてしまう。
しかし、そこはまずは診断費用をはらっても、専門家に見てもらったほうがよい。たかが万年筆だが、長年連れ添った万年筆で、愛着が強い。
直して使えるなら、長く付き合いたい。
まるで古女房との付き合いに似ているが、できるだけ関係を修復して長く付き合うと、それだけ愛着が増してくる。
今回は、パイロットの修理部門に感謝感謝である。
ものを大事に使うのは、消費者の義務と感じた次第である。