TaoChat@1064編集後記

先週はTaoChat@1063編集後記を書きそびれてしまいました。

仕事が忙しく、土曜日もその準備に追われたためというのがその理由と思われます。

今日は忘れずにすぐに書こうと思った次第です。

今日は朝からいい天気です。

どの車のボディを見ても、うちの車と同じくほこりと雨のしずくのあとで汚れています。ほこりと思ったのが実は中国から飛ばされてきた黄砂のようです。

これを書いたら洗車することにします。

今週の出来事は、とにかく有名人でなくなった方が多かった。特に田中邦衛さんは若大将シリーズ映画の青大将役、北の国からの五郎役でなじみが深かったので驚きました。今日のフジTVでやる「北の国から」初恋篇は、録画予約しました。名演技だけでなく、田中邦衛さんの人柄にほれ込んでいました。素朴で照れ屋で実直の役者の演技をビデオでまた楽しもうと思います。

昨日、林和清氏の「日本の涙の名歌100選」(新潮文庫)を読み終り、その一つをお届けしたかったのです。和泉式部といえば、内容の知らずに和泉式部日記ですが、本を読んで恋多き女性であることを知りました。平安時代の貴族社会の女性の生き方は、現代の女性以上に自由奔放であることが和歌を見てわかりました。以前お届けした法然の和歌に通じるものがありますが、暗き道にはまった女性の希望を捨てない態度にたくましさすら感じました。光あふれる都会では月あかりのありがたさはわかりませんが、光のない山里に行けば、月明かりは進むべき道を照らしてくれます。月明かりがどんなにありがたいか身にしみて実感できます。わずかな光でも、それを頼りに私は暗き道を歩いていきますという意志が現われている歌に思えます。

蕪村の句に、「菜の花や月は東に日は西に」という句があります。

菜の花の黄色の花は、日光の下よりも月明かりの下で、ひときわ目立つようです。

希望を捨てない強い意志があれば、闇が訪れても、月明かりから輝く力を得るようです。和泉式部に菜の花の黄色の花を重ね合わせてみたくなりました。