TaoChat@911編集後記

4月最後の週になった。

今回は、英語の言葉を選んだ。

「叡智の断片」には、池澤夏樹さんの集めた名言が沢山載っている。

そのなかから、前向きな言葉を取り上げた。

失敗にするか否かは、失敗にくじけて道半ばであきらめることである。

失敗は前進のためのこやしである。

それを英語で表現したのが、今回の言葉である。

技術開発や研究開発に従事していた経験からなるほどと思う。

何か発明や発見しようとしたら、失敗の連続から何かを学んで前進することに尽きる。

失敗の原因を考えずに同じ過ちを繰り返すことが失敗に導く。

ボーボワール人間について」という書に、

「人間は自分を選ぶことによってしか存在しない」という言葉がある。

失敗した自分を見て、失敗でくじける人間ととるか、うまくいかない道を発見した人間ととるかで、将来の道はまったく違ってくる。いい意味でも悪い意味でも、選択したとおりの自分になっていく。

今回の言葉を発したのは、冒険家である。

代わり映えのしない日常を、冒険にするか否かは、自分の選択にかかっている。

マイナスをプラスに変える選択の連続です。