4月最後の週になった。
今回は、英語の言葉を選んだ。
「叡智の断片」には、池澤夏樹さんの集めた名言が沢山載っている。
そのなかから、前向きな言葉を取り上げた。
失敗にするか否かは、失敗にくじけて道半ばであきらめることである。
失敗は前進のためのこやしである。
それを英語で表現したのが、今回の言葉である。
技術開発や研究開発に従事していた経験からなるほどと思う。
何か発明や発見しようとしたら、失敗の連続から何かを学んで前進することに尽きる。
失敗の原因を考えずに同じ過ちを繰り返すことが失敗に導く。
「人間は自分を選ぶことによってしか存在しない」という言葉がある。
失敗した自分を見て、失敗でくじける人間ととるか、うまくいかない道を発見した人間ととるかで、将来の道はまったく違ってくる。いい意味でも悪い意味でも、選択したとおりの自分になっていく。
今回の言葉を発したのは、冒険家である。
代わり映えのしない日常を、冒険にするか否かは、自分の選択にかかっている。
マイナスをプラスに変える選択の連続です。