TaoChat@907編集後記

桜の花も満開で、暖かな3月最後の日を迎えた。

今回の言葉は、新生活スタートの方に送ろうと決めていた。

荘子の後だから老子にしようと決めた。

第24章の言葉は、これまでも何回か使った事がある。

無理して急いでも長くは続かない。

現代人にはうってつけの言葉である。

そんなに急いでどこにいく?

 長く続けられるのは、自分の身の丈にあった、ペースでこつこつやるしかない。

無理して背伸びしても、所詮無理は長続きしない。

例を挙げれば、高額の住居をローンで得ても、期待した給料の伸びは得られず、結局負債地獄に陥る。自分の収入に合ったローンしか組めない。

それをへんな背伸びを前提に借金するので、にっちもさっちも行かなくなる。

それでなくても、人生この先何が起きるかわからない。

そのための貯蓄をローンと平行にしていかねばならない。

であるから、新入社員は長期的に自分のライフプランをスタート時に描いておかねばならない。

メルマガでは、善き師を見つけることが大事と言った。

どのように自分のライフプランを立て、どのようにそれを遂行しているかをそばで眺められるのが、善き師である。

大事なのは、会社で出世することではない。

出世は結果である。

出世の前に、会社で何をして、社会にどのように寄与するかを考えることだと思う。

会社で学んだことは将来活きてくる。

新入社員ほど、新鮮な目で会社の課題を見ることができる。

会社のしがらみに染まる前に、会社で何をして、社会にどのように寄与するかを決めている人間を見つけたい。それが自分にとって善き師になるはずである。