ピョンチャン五輪もあっという間に終わりそうです。
金メダルを3個も取れて、何とか盛り上がったようです。
スポーツ選手は、結果を出さないと評価されません。
メダルを取れた人はホッとしたことでしょう。
実感としては、メダルに向けた日々頑張った練習の方が頭に残っているのでしょう。
あきらめずにやってきた事が実を結ぶ。
そんなことが選手のインタビューからうかがわれます。
今回は、論語の言葉を選びました。
われわれの殆どが、なかなか実を結ばない人生を送ってきました。
それであきらめていいのか?と孔子は言っているようです。
苗としてスタートしても、芽を出さない人もいる。
芽を出しても、実らない人もいる。
そこで言葉が終わりますが、それであきらめていいのか?と続かないと、身も蓋もない。なぜなら、実らない人のほうが圧倒的に多いから。
ところが、日々の練習で、小さな実は一杯結んでいる。
だから、日々の練習が続くわけです。
しかし、われわれは大きな実を目指しているので、努力が実らないとがっかりするのです。五輪選手なら、メダル獲得です。
人生はマラソンですから、最初から大きな成功を目指すと、身が持ちません。
小さな結実を積み重ねた果てに大きな成功はやってきます。
従って、高齢になっても、日々の努力を繰り返すことは、無駄ではありません。
恐らく、努力の途中で果てることになります。
それでも、人生に後悔しないように生きる事が人間の宿命のようです。
まさに葛飾北斎の生き方ですね。