先週も編集後記を書かずに終わった。
東京にいる孫の面倒を見るため、メルマガを出したあと、慌てて家を出た。
今日はメルマガを出したあと、慌てて歯医者に行き、その後、車検のため、車を整備業者に持っていき、代車をもらって、今晩の食事の買い物にスーパーに行き、やっと今戻ってきたところである。師走は先生でなくても忙しいことを実感した。
今回は論語である。
最初は「ブッダのことば」を探した。なかなかいい言葉が見つからず、論語に移った。
次回はクリスマス前なので、聖書から言葉を選ぼうと思う。
「好きこそものの上手なれ」というが、英単語を必死に覚えるより、自分の好きなものを英語に訳してみる方がよっぽど勉強になる。旅行が好きなら、旅行の英語エッセイを読んだほうが頭に入る。
「知る者は好きな者には及ばない」
知る者は知っていることに目的があるが、好きな者は知ったことを好きなものに生かそうとするから、好奇心が増し結果として知識が増す。
「好きな者は楽しむ者に及ばない」
好きな者は好きであり続けようとする。
楽しむ者は好きなことを次々と変えて楽しもうとするから、好きなことがほんとにどれだかわからない。好きであることにこだわらず、好きなものと一緒に楽しもうとするから、知識を増そうともしない。
むしろ知識を減らしていこうとする。
好きなものと同化すれば、ことさら知識を得ようしなくても、そのものの真髄は身に備わることになる。
論語の言葉は、老荘の道を進む者にとっても、ためになる言葉である。
楽しみかたはひとそれぞれで異なるから、ひとそれぞれの老荘があってよい。
楽しまなければ、どんな知識も死んだ知識になる。
楽しめるレベルを目指すのが、終生の道である。